![]() サンクスギビングの次の日の金曜日からクリスマスショッピングシーズンがオフィシャルに始まると言われているアメリカ。 「hitoko u.b. new york」もそのシーズンに乗り遅れないように、いろいろと販売を展開するはずだった。が、そう簡単には、上手く行かない。 現在も小売店にてアカウントを開いてもらう為に、営業中だ。 そんな中、いろいろとリサーチしていると、新しいことがどんどんわかってくる。 特にこのシーズン、ホリデイギフトフェアなるものがいろいろな場所で催されているのだ。 今までは気が付かなかったが、かなり身近かな所でも開催されているのだから、驚くわけだ。 例えば、グランドセントラル。毎年毎年、そう言えば面白いものが出ていたなあ、と思い出した。調べてみると、出店したい場合は、オフィスに電話して申し込む、ということがわかった。ただし、もの凄いウェイティングだとか。しかも、場所代としての出店料は5000ドルだとか。 へぇ。 一枚100ドルのスカーフだったら、50枚売ってやっと元が取れるということだ。うーん。 しかし、今週は、2日続けてマンハッタンへ出かけたので、よく見せてもらったが、なかなか興味深いストアーが並んでいた(←みんなある意味ライバルって感じ。見る目も違って来る、笑)。頑張っているなあ(笑)。 グランドセントラルと言えば、行き交う人々は多いし、電車の待ち時間などもあるから、こういうものには絶好の場所。是非、覗いてみる価値はある。 その他、私の自宅の近所の「マナークラブ」などでも、一日だけのフェアがあったのだそうだ。今年は乗り遅れてしまったが、来年は、是非参加してみたい。 クリスマスギフトには、地元のギフトフェアで見つけた掘り出しモノを購入するアメリカ人。ブランドに行ってしまう日本人には、イマイチ馴染めない習慣かもしれない。 けれど、有名ブランドだって、最初は、そういうところから始まっているはず。とにかく、世の中に知ってもらうこと。これが先決だ。 夢みたいなことばかり考えてるだけでなく、まずは、自分の身近なところから始めることが大切なのだ。 |
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先週の月曜日。
フィフスアベニューにある「ヘンリーベンデル」の「Open-See」というイヴェントに参加した。 これは、ヘンリーベンデルのバイアーが、この日、集まってきたデザイナ−の商品を、9時から12時に限り、次々に見てくれるというもの。 商品を売りたい時には、兎に角アプローチする所のバイアーに気に入ってもらえないと始まらない。 ニューヨークでもできるだけ多くの店にアカウントを開いて、取り扱ってもらえるようにしたい。 そんな相談をしていた時に、友人のイラストレーター、kaoriさんがこの「Open-See」のことを教えてくれた。 「ヘンリーに見せてみたら?私のママ友もジュエリーデザイナ−で、去年、これに持って行ったんだって。結構、いい線まで行ったらしいわよ」 とのこと。 みんな頑張っているんだなあ。 ウェブサイトでもいろいろとチェックしたら、次の機会は、なんとタイミングよく10月末だという。 さすが、ニューヨーク。探せば、ゴロゴロとチャンスが転がっているのだ。 兎に角凄い列になるらしいので、早めに行かないといけないらしい。数週間前から体調を整え、持って行く書類などもきちんと揃え、雨が降らないことだけを願ってその日に臨んだ。 ![]() 9時開始ということだったが、到着した7時過ぎには、既にこの列。 ひょえぇ〜?みんな気合いが入っているなあ。 5時起きで6時には家を出たのだが、既に出遅れた、という感じだった。 待っている間に列の前後の人たちとも話をしたが、中にはフロリダから わざわざ飛行機で来たという人もいた。 ニュースの取材も来ているし、 この「Open-See」のイヴェントは、かなりスゴいものらしい。 お天気はいいものの、それでも10月下旬の早朝に、高層ビルの谷間で3時間もじっと立ちっぱなしで待っていると、体はどんどん冷えて来る。手もガチガチになって震えて来たし、トイレには行きたくなる。 「ああ、早くしてくれないかなあ?」 そんなことを思っていると、中から 「ギフト関係の人はいますか?」 と声がかかった。 「スカーフは、ギフトに入りますか?」 と聞いてみると、 「そうね。じゃあ、中に入って」 11時近くになった頃、やっとビルディングの中に入ることができた。 中でも人が列を作って待っている。 何だか、異様な雰囲気だった。 「ここでサインアップして、名前を書いてね。呼ばれたら、次の部屋へと移ってください。コーヒーやマフィンなどもあるから、どうぞ召し上がれ」 やっとの思いでトイレに入ると、そこには、自分の洋服やジュエリーを身につけたデザイナーたちが、鏡を見ながら真剣に「出番を待つ」姿があった。 ス、スゴい! 水着デザイナーは、ビキニを来て上からコートを着ているだけ。それで、歩き方の練習をしていた。まるで、ランウェイを歩くモデルが順番を待っているかのよう。 えぇ?ここは、何処? 一瞬、どこかのステージの舞台裏に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥った。 焦りながらも順番を待っていると、とうとう名前が呼ばれた。 手を挙げて、ニコリと笑う。そうそう、印象よくしなければ(←何かのオーディションと勘違いし始めた私…) 別の部屋で待っていたバイアーに 「カクカクシカジカ、日本製のシルク100%のスカーフでございます」 と、説明した。 バイアーは、しっかりと話を聞いてくれた。出した書類も一通り素早く目を通してくれたが、待ちきれなくなって、こう言った。 「で、どうやって巻くの?」 えぇ?どうやってって、スカーフですよ? 私はこのバイアーの一言に、かなりショックを受けた。 さっきのビキニのデザイナ−を思い出した。 そうかあ、ここはニューヨーク。それを忘れていた。パフォーマンスをしないといけない街だったのだ。 私のように、書類を片手にビジネスライクに話を持って行こうと思っても、ダメなのだ。 「こうして首に巻いたり、頭に付けたり、いろいろです」 と、適当に答えてしまった私。 まだまだ日の目を見ないデザイナ−たちにしっかりとチャンスを与えてくれるニューヨークだけれども、それなりにきちんと応えないといけないわけだ。それほど甘くはない。チャンスはしっかりと掴まないと意味がない。 どう巻くのか聞かれた時に、 「こうして、足に巻くんです〜!!」 と、すかさず、足を出してぐるぐる巻き始めたら、また相手の反応も全然違ったんだろうなあ。 あぁ。やればよかった! 結果は、よくなかったけれども、かなりいい経験をさせてもらったという印象が残った。 そうかあ。次は、これだなあ。 もう既に次に行く時のアイデアを考えている。 それにしても、こういう話はサクセスストーリ−として語るから面白いもの。今のままだと、ルーザー(←負け犬)のただの愚痴で終わってしまう。将来、これを苦労話として光らせる為にも、まだまだこれから頑張らなくてはいけない。 ニューヨークでは夢が持てるけれど、その夢に向かってかなり努力しなければいけない、ということを久しぶりに思い出した。 よぅ〜し! |
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